昔から好きなホラー・考え物誌に対して

あたいは不明読物が好きです。昔はシャーロック・ホームズなどの簡単な推論グッズからムーミンシリーズやピーターラビットのビジュアルファンブックなど愛らしいグッズまで幅広く読んでいました。但しハイスクールになった内からスプラッター繋がりホラービデオばっかり観たり、不明ホラー読物ばっかり掴むようになりました。その年代に姉に教えてもらった江戸川乱歩の短編集で、雑誌は完全に不明派になりました。
不明の中でも殊に不気味な伝記ものを好んで読んでいる。とりわけ京極夏彦や夢枕獏という魔物ものの読物を書く作家が好きです。江戸川乱歩は魔物の対話は書きませんが、奇形や変質パーソンを画題にした対話が多く、そんな国から外れた異端なカタチをえがく話に惹かれます。
江戸川乱歩の中であたいがダントツで好きな作品が、「キャラ椅子」だ。話題バレになるので話は書きませんが、最後に二転三転するどんでん返しにはもっぱら茫然ってしました。短編なので少し読めて手軽なのでおすすめです。
京極夏彦だと、さんざっぱら代名詞ではありますが「魍魎の匣」が好きです。長編なので苦手な個人は憎悪かもしれませんが、時間をかけて掴む本領はありますし、一気に読み進めて仕舞う面白さだ。シーンデスクリプションが甚だ賢く、津々浦々独特の風景が一気に浮かぶところが好きで「魍魎の匣」が面白いと感じる個人であれば、「継母獲鳥の夏場」など種類で通して掴むことをおすすめします。どれも長編ですが、面白いだ。
いま読んで面白かったのは、スティーブン・先人の短編集「母乳マン」だ。全体的に陰湿でグロテスクで下品さをまとった作品だ。もちろんこれはほめコピーだ。いくつか収録されていらっしゃる短編の中でも、それほど「浮き卓」「生き残る方」がぞくぞくして面白かっただ。「浮き卓」は魔物ものに間近い兆候があり、「生き残る方」は日常の中に狂気が混ざっているようなホラーだ。どれも図書館に思い切りあるので、どうにか読んでください。